ツマヌダ格闘街(1)

内容紹介

プロのイラストレーターを目指し上京を果たした主人公「八重樫ミツル」。賃貸物件の安さに惹かれて「妻沼田(つまぬだ)市」を居住に定めたミツルであったが、駅前に降り立った彼の眼前で突如繰り広げられるは官憲公認の殴り合い…!?。実は 「町おこし」の一貫として「ストリートファイト」が採用されたこの街で、成り行きからストリートファイトをするハメになったミツルと、素人同然の彼に格闘指南をする事になる謎のメイド「ドラエさん」。二人の出会いが「妻沼田格闘街」に新たな風を吹き起こす!…か?

コメント

熱血キャラを描かせれば右に出る者のいない上山道郎氏が青年漫画に初登場!…でも、今回の主人公はひ弱なメガネ君。けれども心の芯は一本気!そんな彼の身体を鍛え上げるは「明道流柔術」を駆使する謎のメイドさん。青い短髪をなびかせて、襟元の金鈴をアクセントに青を基調としたメイド服、そして笑顔の可愛い彼女の名前は「ドラエさん」?深く考えるのは止めましょう…。内容は格闘街「ツマヌダ」で個性溢れる対戦者を相手に成長を遂げるミツルの姿を描いた格闘漫画。確かな画力と分かり易い画面、そして合間に入る「ドラエさんの簡単武術講座」によって非常に説得力のある格闘シーンが本作の見所。読者もミツルと一緒に強くなった気分になれる事間違い無しですよ!? そして、折角の青年誌連載ですから読者サービスもありなのです。 世間ズレした感性と格闘技の実力から裏付けされた保身の自信からか躊躇無くパンツを、ブラジャーを、そして柔肌を晒すドラエさん…。引き締まった健康的な身体にノックダウンですよ、もー。さらに最後に登場するのは、大きなリボンに金髪がチャームポイントのミツルの妹「ラミィ」(実は血縁関係○○)。ブラコン妹とドラエさんとの三角関係発生か?で、読者をヤキモキさせて次巻に続く…。裏表の無い性格のキャラクターとスポーツマンシップに則ったバトル、そして健康的なお色気(?)シーン。読めば爽やかな気分になること受け合いのオススメ単行本です。