内容紹介

胃腸が弱くてすぐお腹を下す高校生・岩井くんは、ある日トイレが我慢できず駆け込んだ小さな喫茶店でバイトの女の子と出逢う。思いがけない初めてのお客さんになった岩井くんは笑顔が素敵なその女の子に一目惚れ。今まで喫茶店に通ったことのない岩井くんはその日から女の子に逢うために通うことになる。女の子との接し方がわからない岩井くん。引っ越したばかりで周りに友人がいない女の子。不器用な二人のこそばゆいストーリー

喫茶店でアルバイトしている女の子に一目惚れ。それも只のお客なのに覚えてくれていたり、話かけてくれたりしたら……好きにならないわけがない。よくある話だけど、それをかがみ氏が描くとなんてこんなにこそばゆいのか。基本かがみ氏の描く男は○○くんとくん付けするのがデフォのような草食系。今回もそれに外れない期待通りの男の子。名前を聞くのに時間がかかったり。告白もしていないのに好きだと想われていると空回りしたり。初めてのメールでドキドキしたりと、電話でキョドったり。言うなれば、忘れていた甘酸っぱい恋心を思い出させてくれる展開です。少しずつ親しくなっていくことに嬉しくなっていったり、彼女のためになにかしてやりたいという思いは同調せずにはいられないですよ。ただの友達だったはずが、次第に意識していく展開がくーーーー若いっていいな〜と。素朴な恋愛作品を楽しみたい、そんな人へ

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