天空をわたる花~過去を呼ぶ瞳~ 東国呼子弔忌談
作者 |
矢島綾
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イラスト |
結布
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ジャンル |
ノベル |
JAN/ISBN |
9784087032185 |
出版社
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集英社
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レーベル
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j-BOOKS
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発売日 | 2009-12-04 |
価格
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817円(本体743円)
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カテゴリ |
ライトノベル
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ポイント3%(25ポイント)
カート確認
内容紹介
明治7年。神と人の境界を侵した者を裁く「呼子」である兵助は夜の山で彷徨う妊婦と出会う。
兵助に付きそう使役神である火雷と共に妊婦を連れ妊婦が住む村に赴く。
その村は黒い鳥居が入り口に構える何か奇妙な村であった。天候不順で周辺の村が飢えているにもかかわらず裕福であり、妊婦が不明になっても探そうせず、呼子である兵助に興味を抱かない村人が多いことなど兵助達は何か村に違和感を覚える。
村だけに秘密にされている神事の日が近づくにつれ、村の異常さに気が付き始めた兵助だったが……。
神の力を使い、少女にしか見えない使役神の火雷と共に旅する兵助が訪れた村で起こる奇妙な事件。と、使役神とかファンタジー要素を加えながら実は謎解き作品だったりする意外性の作品です。
過去を視ることができる力を持ち、呼子としての力を持つ兵助と高位の神でありながら女としての感情を持ち合わせている火雷。この二人の視点がザッピングされながら物語が進んでいくのがこの作品の特徴でもあります。視点が入れ替わるということで、イラストから見ると普通の可愛い女の子でしかない火雷の方がイラストが多いのは結布氏のキャラが可愛いので仕方ないですよね。
過去を視ることが出来る力、火雷の神としての力、村の聞き込みなどを組み合わせ、謎を解明していく過程はなるほどと思わせる巧さ。
学園バトルや異世界ファンタジー作品とは違い地味な作りですが、j-BOOKSらしさが詰まったいい作品になっています。
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