むすんでひらいて(2)
作者 |
水瀬マユ
|
ジャンル |
コミック |
JAN/ISBN |
9784861277948 |
出版社
|
マッグガーデン
|
レーベル
|
エデンコミックス
|
発売日 | 2010-11-13 |
価格
|
586円(本体533円)
|
ポイント3%(18ポイント)
カート確認
内容紹介
2年前に受けた心の痛手から心の殻に半分閉じこもってしまった「古屋舞」と、その殻を無遠慮にこじ開ける「里見英二」との関係が文化祭を通じて徐々に変わりゆく過程を描いた第5~6話/男性恐怖症の「朝木日摩裏」と、彼女に一途な想いを抱く「古屋広呂」との”その後”を描いた第7話/妹を溺愛する「村田雄成」の背中に注がれる、オカルト部員「雨宮ありす」からの呪いの視線……。小学5年生の夏の日以来、雄成に”裏切られたと”信じ続けた彼女が、5年の時を経てようやく”その裏”に隠された真実に辿り着くまでの日をドタバタに描いた第8~9話/上記3組の男女が綴る恋愛エピソード3編を収録。
コメント
現在ウェブコミック「EDEN」にて配信中の、水瀬マユ氏2冊目の単行本が登場です。各作品の登場人物が同一の相関図で結ばれるオムニバス形式で綴られた作品集で、主人公もしくはヒロインの視点で語られる「一途な想い」を作品の軸に据えたラブストーリーを描いた本作品。各エピソードを独立した作品として描く事で小気味よいテンポを演出し、降り積もる雪のように「想い」積み重なる男女の関係を繊細に描いた各話の構成が余りにも秀逸な点が見逃せません。各主人公とヒロインとのエピソードが語られる度に、徐々に深度を増してゆく二人の「想い」が読み手の心に”嬉しい重み”を与え次のエピソードが待ちきれなくなる中毒性の高い恋愛物語として、未読の方には特に御一読を願いたいトコロ。この巻では「ヒロイン視点」のエピソードを中心に収録し、主人公のストレートな感情の爆発に象徴された少年漫画的な内容から、ヒロインの機微が焦点となる少女漫画的な内容へと変化している為に前巻とは真逆の印象を受けるかもしれませんが、前述もした「一途な想い」に集約される作品の根底に流れる本質とその面白さは変わること無く、著者の引き出しの広さに感心するしかない点もまた見事と云うしかありません。そんな訳で、どのキャラクターにも感情移入が出来る巧みな人物設定と、制服フェチな著者の嗜好が存分に発揮されたヒロイン達の可愛らしさ、そして、作品内容にマッチした魅力的な絵柄とパンチラ等のサービスシーンまで盛り込んだ盛り沢山の内容に確実に悶絶死出来ること受け合いの、担当一押しの純愛ストーリー単行本なのです。是非是非~
コメント:渡邉
11/12UP