さんかれあ(2)
作者 |
はっとりみつる
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ジャンル |
コミック |
JAN/ISBN |
9784063844122 |
出版社
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講談社
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レーベル
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マガジンKC
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発売日 | 2010-12-09 |
価格
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460円(本体419円)
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カテゴリ |
少年
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ポイント3%(14ポイント)
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内容紹介
”自由”を渇望していた”深窓の令嬢”・散華礼弥は、死してゾンビとなる事で自分を縛り付けていた父親の手を離れ、”約束”を誓った主人公・降谷千紘の元に身を寄せながら生まれて初めての自由を謳歌していた。しかし、愛娘を失い怒りの収まらない礼弥の父親は彼女を奪還すべく行動を起こし、礼弥との距離が近づく度に突き付けられる”腐敗”の現実が千紘の心を苦しめる……。そして、各人の思惑が交錯する中、遂に千紘は礼弥の”自由”を賭けて彼女の父親との対決の場に立つ……が!?
コメント
「別冊少年マガジン」誌にて好評連載中の、著者・はっとりみつる氏が贈る異色ラブストーリー長編作の最新刊が発売です。憧れ続けた”普通の女の子”としての人生を死して初めて得たヒロイン・散華礼弥を巡る物語は動き出し、間接的とは云え彼女を”ゾンビ”にしてしまった千紘の「責任感」と、偏執的な愛情を注ぎ続けた彼女の父親の「責任感」とがぶつかり合う対決シーンまで、一気に突き進むストーリーの疾走感を味わえる第2巻。ゾンビになってしまった”現実”以上に”自由”である事に喜びを覚え、例え束の間の幸せであっても千紘との生活を選んだ礼弥の望みが報われるや否や、誰もが願った彼女の幸せに一つの決着が付くクライマックスシーンは必見です。そして、幼い頃から千紘に好意を寄せていた「左王子蘭子」が礼弥に”宣戦布告”した事で、千紘を巡る三角関係が本格的に勃発した点もこの巻の見所と断言しちゃいたいトコロ。おしとやかで均整の取れた身体の礼弥も良いのですが、快活な性格で超グラマラスなボディを揺らす蘭子のキャラクターも魅力的で、もうね、正直どちらの恋も実って欲しいと思わせるヒロイン造形の巧みさにも感嘆の一言なのです。そんな、この先に待ち受けるであろう”悲劇”を予感しながらも僅かな希望を諦めずに”今”を懸命に生きる、「礼弥」「千紘」「蘭子」のそれぞれの健気な姿が読み手の心を打ち、著者の描く高い画力と美麗な絵柄が読み手の心を惹き付ける、担当一押しのオススメ単行本です。是非是非~
コメント:渡邉
12/8UP
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