ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~
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内容紹介
鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない、若くきれいな女性だ。だが、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。
だが、古書の知識は並大抵ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも。彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。
これは栞子と奇妙な客人が織りなす、“古書と秘密”の物語である。
コメント
なぜ男はこんなにも文学少女という言葉に惹かれるのか…。もう少女という年齢ではないが、新しい文学少女が登場となった「ビブリア古書堂の事件手帖」は本が好きな人には是非読んで欲しい1冊となりました。
訳合って入院している古本屋の女店主とそこでバイトすることになった青年が出会った古書に絡んだ謎や秘密を解いていく物語となっています。
新刊書と違って人に読まれたことで本に歴史が刻まれていく古書。その読んだ人が僅かに残した形跡で謎を突き詰めていく展開は非常に面白く、それぞれの話が絡み合って最後に集約されていくという構成は見事です。
過去のトラウマが元で本を長時間読めなくなった青年と、本が好きで人と話すことが苦手な女主人の関係もどうなるのかと恋愛面でも楽しませてくれます。テーマとなった本を読みたくなるシリーズ化を一番切望する作品です。