戦塵外史(6) -双帝興亡記-
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内容紹介
北の辺土で出会った少女-アイーシア-に少年は永遠の忠誠を誓う。
戦乱の大陸を舞台に、花田一三六の描く戦塵外史シリーズ、ここに堂々と完結!
今日も道化の声が都の大路に響く。
曰く、
「この世は、ただ一夜(ルビ:ひとよ)の夢」、と。
兄の名はヴァルキール。
ガゼルーン帝国皇帝である。
妹の名はアイーシア。
自身の兄に、北の最果てに放逐された前皇帝である。
時にヴァルキール二十歳、アイーシア十八歳のことであった。
このままヴァルキールが天下を握ると思われたが、狩る者は常に狩られる者でもある。
日々流転し紡がれていく運命の糸は、やがて二人のみならず、大陸全体を飲み込む巨大な潮流を形づくっていくのであった......。
響くのは楽しげな道化の囁き。
「よい夢を」
戦塵外史シリーズ、堂々の最終巻!
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