ビブリア古書堂の事件手帖(2) ～栞子さんと謎めく日常～
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内容紹介
鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。その美しい女店主が帰ってきた。だが、入院以前とは勝手が違うよう。店内で古書と悪戦苦闘する無骨な青年の存在に、戸惑いつつもひそかに目を細めるのだった。
変わらないことも一つある──それは持ち主の秘密を抱えて持ち込まれる本。まるで吸い寄せられるかのように舞い込んでくる古書には、人の秘密、そして想いがこもっている。青年とともに彼女はそれをあるときは鋭く、あるときは優しく紐解いていき──。
大人気ビブリオミステリ、第2巻の登場。
コメント
さすがに続巻はないだろうと思っていながらも続編を望んでいた「ビブリア古書堂」まさかの2巻発売です。1巻が絶えず重版をし続けて20万部オーバーと一気に人気タイトルになっていますが、その期待の重圧に負けることのない読んでいて楽しい作品となっています。
またもや幾つかの古書が起点となり、その古書が元で様々な事件や騒動が舞い込みます。そして栞子さんの秘密が……!病院で寝たきりだった1巻と違い動きのある栞子さんの魅力が十二分に描かれる2巻は注目ですよ。そして、1巻の最後には正社員になりそうだった五浦がまたバイトすることになって、果たして栞子さんと距離を近づけることができるのか?恋愛展開もまた見所の一つ。これ、まだ続きそうじゃない?と長期シリーズが期待できそうな「ビブリア古書堂の事件手帖」オススメの1冊です。
今回の古書は「時計仕掛けのオレンジ」「名言随筆サラリーマン」「UTOPIA 最後の世界大戦」「くらくら日記」
