貧乏姫ですが、何か?(4)

貧乏姫ですが、何か?(4)
作者 鬼塚たくと
ジャンル コミック
JAN/ISBN 9784593856930
出版社 ほるぷ出版
レーベル フレックスコミックス
発売日2012-05-11
価格 628円(本体571円)
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内容紹介

”姫”の下僕としての自分の存在意義を生徒会長に突きつけられ悩み抜いた美咲は、学校を辞めて働きに出る事を”姫”に告げる。しかし、”姫”は美咲の決意を思い留まらせ、彼女を「役立たず」と断じた会長の言葉に激怒し生徒会室に殴り込みをかけるのであった。そして、”姫”の退学を賭けた体育祭で会長との直接対決に挑む彼女は、何故か”姫”のライバルを自称する”美佳子”とコンビを組んで会長に挑むハメに……!? 果たして凸凹コンビは会長との勝負を制することが出来るのか!?

コメント

世界でも有数の大財閥令嬢から突然一文無しに……! 生まれて初めて味わう極貧生活の中でも気高さを失わず、御付きのクラスメイトと共に逞しく生きてゆく超お嬢様の貧乏学園ライフを描いた「貧乏姫ですが、何か?」完結巻が発売です! 正直ぶっちゃけますと、没落した本作のヒロイン「紅乃樹姫理恵」は、古くは「小公女」に代表される様な第三者の手助けによって貧乏から脱出する「棚牡丹」式ハッピーエンドを迎える事はありません。ライバルと手を結び共通の敵を倒す為に手を取り合った体育祭エピソード、そして、決して折れる事の無かったプライドを捨ててまで友人の命を救う為に奔走した最終エピソードと、「地位」と「名誉」と「お金」では得られない「絆」を得て最強になった彼女の幸せそうな笑顔で物語を締め括られた完結巻です。あくまでも自分の足で財閥再興への路を歩む気高い存在として”姫”を描き、自分の手で幸せを掴みとった彼女の姿を見るに財閥再興の日もそんなに遠くは無いと感じさせる、爽やかなエンディングが満足の読後感を与えてくれる完結巻なのです! もうね、王道なヒロイン没落ストーリーのテンプレなハッピーエンドは迎えられなくても、誰もが納得出来るエンディングをヒロインは迎えられる事を示してくれた著者のストーリーテラーっぷりに只々感服の一言なのです! 勿論、担当個人的には、ヒロイン達の大きなおっぱいにも瞳釘付けさせて頂きましたですよ!!(一部乳除く) それが何か? ……そんな訳で、最初から最後までぶれなかったヒロイン”姫”のキャラクターの魅力に惹き付けられたオススメの本作品。未読の方は是非とも御一読を頂けたら幸いです!
コメント:渡邉 5/10UP

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