内容紹介

高校3年生の深山あかりは何も目標を持たず、ただ周囲に流されるままに過ごしているごく普通の高校生。目立たずに周りに合わせて学校生活を過ごすあかりは人を寄せ付けず、一人で過ごすクラスメイトの仙堂ユキが気になっていく。二眼レフを持ち歩くユキに写真をキッカケに友人となるあかりは、奔放でありながら目的を持つユキに次第に惹かれていく。友達以上の「好き」という気持ちを抱え込んだあかりは……

同性に惹かれ言い出せない切ない恋の物語……。ユキに恋するあかり。あかりにストレートに好きだと伝える凛太郎。凛太郎に気があるようなユキ。百合を絡めた三角関係が切なく描かれる注目の恋愛作品「彼女とカメラと彼女の季節」1巻発売です。自分にはないモノを持つユキに惹かれていくウチに、ユキへの気持ちが高鳴り辛くなっていくあかりの気持ちをしっかり描いている作品で、片想いする主人公をここまで丁寧に描いているというのは久しぶりに見るかもしれません。というか、最近では百合作品の方が片想いという描写をしっかりと描いているものが多いような気がします。単なるユキとあかりの女の子の恋愛ものというのではなく、凛太郎という憎めない応援したくなるような少年を絡ませていることで一層あかりの届かない切ない想いを演出しています。二人が出逢い、かけがえのない二人になっていく…はずが…。注目の恋愛作品です。

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