僕らはイタい生き物だ。(1)

内容紹介

打ち込んでいたテニスを諦め、彼女にフラれた菅原誓は偶然立ち寄ったアキバで友人・臼田と出会い、彼がオタクだということを知ってしまう。自分に全く関係がなく、見下していた人種だった臼田に「イタい」と発言した誓は、彼と一緒にいたオタク集団の少女・ハイジに叩かれてしまう。好きなモノに打ち込むことを否定した誓を許せなかったハイジ。自分が打ち込んでいたものを失ってしまった誓は次第に臼田達の趣味を理解しようとする。そして対立するハイジに対して勝負を挑むのだが…

コメント

オタクでもハイジちゃんかわゆす Boy meets オタク。ごく普通の男子が自分の未知のモノに打ち込んでいる少女にカルチャーショックを受けて、理解していこうとする恋物語です。テニス以外に打ち込むものが無かった主人公がなかなか理解しなかったり、したと思って空回りしたりと一般人の感覚とヒロインのオタク感覚のズレによる諍いが楽しいのです。所謂、相手のことを理解しようとしていくウチに恋になっていく流れだと思いますが、可愛いわりには半端ないハイジちゃんのオタクっぷりを理解することができるのか?そしてハイジも主人公を受け入れられるのか?読んでいて楽しくなります。そして一部だけど同人誌即売会の描写なども雰囲気が出ていてよろし。 見知らぬ人に平手打ち。肩車とかハイジちゃんの主人公に対するご褒美が羨ましすぎる注目の1巻です