内容紹介

世界で一番わからない少女。

その投稿作は、
それを読んだ審査員の人生観を変えてしまう。
投稿者の名は、鮎喰響。わずか15歳の女子高生だ。
その圧倒的な才能に惚れ込んだ文芸編集者の花井は、
編集部で、響と初の打ち合わせに入る。
響のことなら、なんでも知りたい花井。
しかしその天才少女は、
自分の尺度と現実とのギャップを埋められず、。
行動も発する言葉も
予測不能で制御不能だ。
響の目にこの世の中は一体どう映っているのか。
花井は響に当惑しつつも、
響とは何かをますます知りたいと思う。

【編集担当からのおすすめ情報】
芥川賞作家の西村賢太氏も推薦の大人気コミックです。
天才少女の響は、何をするかわからないけど、そこが可愛い。
普通の顔だけど、そこも可愛い。
その奇跡のヒロインから目が離せません。

響ちゃんってなんか刃物っぽいですよね。そこにある限り、周りの方がその存在を意識し、態度を変えざるを得なくなってしまう感じ。好きなモノを好きと語る言葉は飾り気がなく、真っ直ぐな性根は愛らしくもある。しかし、誰と触れ合っても変化しないそのむき出しの自意識が、周囲に否応なく変化をもたらしてしまう。3巻目ともあって響ちゃんはいろんな所に出向いてますが、この爆弾みたいな女の子を世に放って大丈夫なのかとても不安感。でも、響ちゃんは正直なだけで、それがとても魅力的でもある。うーん、人間てのは奥が深い。

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