骨が腐るまで(1)

骨が腐るまで(1)
作者 内海八重
ジャンル コミック
JAN/ISBN 9784063957563
出版社 講談社
レーベル マガジンKC
発売日2016-10-07
価格 471円(本体429円)
カテゴリ 少年  
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内容紹介

“罪”には“罰”を。ならば少年たちの願いは、裁かれるべきなのか──。 さえない高校生・信太郎。彼と幼なじみの4人には、他の誰にも知られてはならない宝物があった。それは暗い洞窟に眠る、5年前に彼らが犯した大罪の証拠……。高校2年の夏、彼らの秘密に忍び寄る影が。姿なき敵の暗躍に、5人の距離が変わり始める。 とっくに血に染まったその腕で、秘密と友情は守り抜けるのか。 美麗な筆致で綴られる新世代のクライム・サスペンス開幕!!

11歳の夏、人を殺して、洞窟の奥に死体を埋めた。それから毎年、5人の幼なじみは、夏休みの夜に儀式をする。罪を忘れず、友情を裏切らぬための儀式を。そして5年。16歳の夏。白骨化した死体。暴かれる嘘。姿のない脅迫者。鳴り響く電話と、命の千切れる音。骨は腐らず、罪は朽ちず。――いま、地獄がはじまる。

コメント

5人で犯したかつての罪。真実を知る者。力を合わせるべき5人の間に流れる僅かな不穏。マンガボックスの連載後、方方で話題となった内海八重先生のデビュー作です。クライムでありサスペンスでありミステリーでもある本作ですが、一番重要なのは事件そのものではなく、それにまつわる5人の関係性ってところがポイント。誰にもバレてはいけない秘密を共有してしまったからには、その相手はお互いに疑いなく信じ切れる相手でなければならない。この5人の間には「友情が成り立っていなければならない理由」があるわけです。友情の理由が心とは別の所にあるなら、また別の所にある理由によってあっけなく崩れ去りもするのかもしれません。脅迫者という外的要因によって、5人の関係はどう変わってしまうのか。一巻目から気になる振りと謎を提供してくれる良質サスペンスですよ。

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