少女終末旅行(4)
作者 |
つくみず
|
ジャンル |
コミック |
JAN/ISBN |
9784107719294 |
出版社
|
新潮社
|
レーベル
|
バンチコミックス
|
発売日 | 2016-11-09 |
価格
|
682円(本体620円)
|
カテゴリ |
青年
|
通常便:2〜4営業日発送
ゆうパケット:2〜4営業日発送
ポイント3%(20ポイント)
カート確認
内容紹介
終末世界を旅する少女たちの“日常”を描く、新感覚日常漫画の第4弾。地下殻層を横断する列車の終着点までやって来たチトとユーリは、昇降機を使って地上に出ることに成功する。まぶしい夕陽の光にちょっぴり感傷的な気分になったあと、久しぶりの地上で周囲を探索する彼女たちが見つけたのは、なんとも奇妙な生き物。新たな仲間を加えて少し賑やかになった旅路だが、その先には想像を絶する体験が待っていた……!
コメント
二人っきりだけどそんなに寂しくはなく、終わった世界だけどそんなに悲しくはない。そんな退廃のロマンを乗せて旅を続けるチトとユーリに新たな仲間が加わる第4巻です。妙ちくりんでなんか不気味だけど、二人は相変わらずのほほん風味。
今巻ではいよいよ地上に出て、陽の光を目の当たりにする二人。今までにも増して物騒な風景が、この世界の過去を嫌でも想像させます。この辺の、はっきり描かれないけど明確に存在する「死」「滅び」のニュアンスが、この作品の独特の空気を生み出していますね。どうした所でどうにもならないものが、そこには確かにある。劇的なドラマではなく、ごく当たり前にあるものとして「滅び」が描かれている。その意味で、この作品はまさしく普遍的な世界のあり方そのものを描いているのかもしれませんね。