八月は冷たい城
作者 |
恩田陸
|
ジャンル |
文庫 |
JAN/ISBN |
9784065130223 |
出版社
|
講談社
|
レーベル
|
講談社タイガ
|
発売日 | 2018-10-24 |
価格
|
660円(本体600円)
|
ポイント3%(20ポイント)
カート確認
内容紹介
夏流城(かなしろ)での林間学校に初めて参加する光彦(てるひこ)。毎年子どもたちが城に行かされる理由を知ってはいたが、「大人は真実を隠しているのではないか」という疑惑を拭えずにいた。ともに城を訪れたのは、二年ぶりに再会した幼馴染みの卓也(たくや)、大柄でおっとりと話す耕介(こうすけ)、唯一、かつて城を訪れたことがある勝ち気な幸正(ゆきまさ)だ。到着した彼らを迎えたのは、カウンターに並んだ、首から折られた四つのひまわりの花だった。少年たちの人数と同じ数――不穏な空気が漂うなか、三回鐘が鳴るのを聞きお地蔵様のもとへ向かった光彦は、茂みの奥に鎌を持って立つ誰かの影を目撃する。閉ざされた城で、互いに疑心暗鬼をつのらせる卑劣な事件が続き……? 彼らは夏の城から無事に帰還できるのか。短くせつない「夏」が終わる。
同一作者の関連する作品
(最大20件)
謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー