遺跡発掘師は笑わない 三体月の呪い

遺跡発掘師は笑わない 三体月の呪い
作者 桑原水菜
イラスト 睦月ムンク
ジャンル 文庫
JAN/ISBN 9784041112328
出版社 KADOKAWA/角川書店
レーベル 角川文庫
発売日2021-11-20
価格 726円(本体660円)
カテゴリ ライトノベル  
通常便:2〜4営業日発送
販売価格
726 (本体660)
ポイント3%(22ポイント)
カート確認

内容紹介

「天才発掘師」の噂を聞きつけた地権者から依頼を受け、和歌山へ赴いた無量。平家の落人伝説が残る、風光明媚な町だ。
しかし、意気込んで向かった発掘現場で、無量の身に立て続けに不穏なことが起こる。
聞こえるはずのない声が聞こえたり、誰かに腕を掴まれたような気がしたりするのだ……。
発掘作業員で元舞台俳優の佐分利亮平にその話をすると、「熊野古道を成仏できずに彷徨う旅人の霊のしわざでは?」と脅され、無量は震え上がる。
実際、古人の思いがそこかしこに籠められた熊野古道では、不思議なことがたくさん起こっているらしい。

不穏な気配を感じながら発掘作業を進めると、現場から出てきたのは、たくさんの経筒(きょうづつ)。経巻を保護するための筒形容器だ。
ひとつひとつ検めていくが、無量は嫌な予感が止まらない……。
最後に開封した経筒から出てきたのはなんと、人形の頭(かしら)。しかも人毛が埋め込まれているようだ…。

その佐分利亮平、実は古くからこの地域に伝わる能の流派、「発心流」の跡継ぎ。
舞台俳優を辞め、父の後継となるべく修業中だが、厳格な父とは折り合いが悪く、
また父の一番弟子からは跡継ぎの座をめぐって睨まれており、居心地の悪さを感じていた。

そんな亮平の家には、「道成寺雛」という内裏雛が代々伝わっていた。
その雛人形を見た無量はぞっとする。なんとお雛様には顔がなかったのだ……。
しかも、肌の色などはどことなく、発掘現場から出土したあの頭に似ている。
恐らく、経筒の中に入っていた頭はこの道成寺雛のものだろうが、いったいなぜ?
カメケンチームは結託して、この内裏雛の謎を解こうとするが、そんな最中に亮平が事故に遭う。

背後には、地域に伝わる安珍清姫伝説や、あの「空海」も絡んでいそうで……?

同一作者の関連する作品 (最大20件)

炎の蜃気楼R(9)
炎の蜃気楼R(8)
遺跡発掘師は笑わない キリストの土偶
炎の蜃気楼R(7)
遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪
炎の蜃気楼R(6)
遺跡発掘師は笑わない 榛名山の眠れる神
遺跡発掘師は笑わない 榛名山の荒ぶる神
炎の蜃気楼R(4)
荒野は群青に染まりて 暁闇編
炎の蜃気楼R(3)
遺跡発掘師は笑わない 九頭竜のさかずき
炎の蜃気楼R(2)
炎の蜃気楼R(1)
炎の蜃気楼セレクション
遺跡発掘師は笑わない(12)
遺跡発掘師は笑わない ほうらいの海翡翠(4)
遺跡発掘師は笑わない(11)
遺跡発掘師は笑わない(10)
遺跡発掘師は笑わない ほうらいの海翡翠(3)

このページのURL