放課後プレイ(2)
©黒咲練導/ASCII MEDIA WORKS
作者 |
黒咲練導
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ジャンル |
コミック |
JAN/ISBN |
9784048686402 |
出版社
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KADOKAWA/AMW
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レーベル
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電撃コミックスEX
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発売日 | 2010-05-27 |
価格
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858円(本体780円)
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カテゴリ |
青年
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ポイント3%(26ポイント)
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コメント
黒咲練導氏2冊目の単行本。登場人物は漫研部員の女(先輩)と男(後輩)との二人だけ。部室で綴られる二人の会話のみで成立するストーリーは前作「放課後プレイ」と共通。”男”同士が「友人関係」、及び舞台となる学校が同じと云う点以外は前作との関係はほぼ皆無。「2巻」ではなく「2(ツー)」と銘打つ理由がココにある訳ですが、作品の根底に流れる部分は前作と全く変わらない点は要注目。ストーリーの前半は、読み手のオタク度を試すかの如くに伏せ字オンパレードの実名が飛び交うディープなネタを満載した、一応”ゲーム4コマ”の体裁を整えた内容ですが、勿論それは最初だけ。互いが打ち解け合うにつれ、彼女の心に入り込んできた「彼」の存在を”女”が意識し始めた中盤以降は、怒濤の純愛モードに突入するラブコメスキー悶絶の展開がスタート。「内向的」「ソバカス」「眼鏡」「自己完結型」の”女”のコンプレックス全てを受け入れながら彼女の心にズカズカと入り込む”男”の存在が”女”の「嫉妬」と「憧れ」そして「愛情」とを揺り動かす、登場人物の心情を繊細に掬い上げたコマ運びには感嘆の一言。僅か数話の展開で二転三転のドラマ(他人にとっては些細、自身にとっては重い)を経て、最終話でヒロインが見せる「笑顔」に説得力を持たせたクライマックスの見事さには感動すること受け合いなのです。兎に角、問答無用のラブストーリーに悶えて戴きたい、つくづく独特な世界観を備えた著者の力量の高さに感心するばかりの担当一押しオススメの単行本です。
コメント:渡邉
5/26UP
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