【内容紹介】
19世紀、パリの下町にある商店街の一角「ロアの看板店」で働く少年・クロードは、叔父が日本から連れてきた少女・ユネと一緒に働くことに。
言葉もはっきりと伝わらず、文化の違いに戸惑いながら自分を理解してもらおうと頑張るユネだったが、修理済の看板を着物の袖を引っかけて壊してしまう。
元々ユネを受け入れられず、代々続いている店を誇りに思い仕事をするクロードはユネを拒否するのだったが……
【オススメコメント】
女の子の可愛さは言うまでもないですが、前作「狐とアトリ 〜武田日向短編集〜」で衣装の美しさからも目が離せませんでした。今回は19世紀のパリで看板娘をやることになったユネの着物の美しさ、パリの建物の荘厳さを見事に描き出している「異国迷路のクロワーゼ」1巻発売です。
まだ日本文化が世界に伝わっていない時代。日本とフランスそれぞれ違った環境で生きてきた二人が、行き違いをし、お互いを知って心通じ合っていくPureでハートフルな物語。
慎ましく、心優しく、言葉少ない日本人形のようなユネと生きることに必死で誰にも優しいユネに反発するがユネを大事に思っているクロードの二人の関係が微笑ましく、読んでいて人に優しくなれる作品です。
ストーリーもそうだけど、女の子のもきゅきゅきゅきゅーーとなってしまいそうな可愛さはたらん!